日本発のスタートアップ投資は増加傾向にあり、フィジカルAI分野のMujinやSakana AIを中心に資金が集まっている。国内外の動向と資金額の実例を整理する。
国内の資金調達動向では、投資家が注目するスタートアップのテーマとしてロボットや車をAIで自動制御するフィジカルAIが挙げられ、MujinとSakana AIに資金が集まったという報告がある。世界の投資額は第1四半期で過去を大きく上回りつつ、件数は減少する局面が続いており、超大型の資金調達を行う企業が総額を押し上げている。
国内の動向としては、25年の資金調達額は速報値で7613億円とほぼ横ばいで推移した一方、1社当たりの平均は約3億1000万円、中央値は前年より20%減の約6240万円となり、資金は特定企業へ集中する状況が読み取られる。上場市場の基準引き上げがIPOの難易度を高め、M&Aへ資金が移動する動きが強まっている。ヒューリックによるサロウィンの買収は100億円超規模と見られ、M&Aが資金回収の道として重要性を増している。