商業施設が主力の総合建設業として成長著しいイチケンは、2026年3月期に売上高が1061億円、営業利益は90億円の過去最高を更新。長期計画ビジョン2035で売上1500億円・営業利益率7%以上を目指す。
イチケンは商業施設建築に強みを持つ総合建設会社であり、ショッピングセンターやスーパーマーケット、ホテルなどの実績を積み重ねている。2026年3月期の連結業績は売上高1061億円、営業利益90億円となり、過去最高を達成した。
過去と比べると、22年3月期の売上高837億円、営業利益46億円から売上高は27%増、営業利益は倍近くに伸びた計算になる。市場環境の変化として、コロナ禍後の大型流通施設の再編とGMS跡地への出店が進み、当社がリニューアル・スクラップアンドビルドを得意とする点が評価された。
新社長の政清弘晃氏は「今、ビジネスチャンスが生まれている」と語り、大型商業施設の跡地へ出店する顧客の増加を背景に、同社の規模での工事需要が高まっていると説明した。今後も大型施設の設計・施工を中心に事業を拡大し、35年に売上高1500億円、営業利益率7%以上を目指す方針だ。
なお同社は2026年4月に新社長が就任して以降、規模の大きい案件を受注する機会が増えているとの見方がある。施工事例としてコープかすかべテラス(埼玉)やFLAT小平(東京都)などが挙げられている。