artienceは印刷インキや機能性材料を展開する化学メーカーで、2024年に社名を東洋インキSCホールディングスから変更した。海外拠点を活用して事業を拡大し、EV向けリチウムイオン電池用 CNT分散体の生産体制を強化している。
artienceは印刷インキおよび機能性材料を手掛ける化学メーカーで、1896年創業以来世界24カ国に約60社のグループ会社と8000人の社員を擁している。2024年1月に社名を東洋インキSCホールディングスから変更した。 ir情報では同社の事業領域として包装材料、エレクトロニクス材料、電池材料の拡大が紹介され、グローバル展開を推進している。
同社はグローバル市場で包装関連材料を主体に高いシェアを持ち、海外売上高比率は約55%に達している。世界各国に60社近いグループ会社を配置し、従業員の多くを海外で雇用する体制を整えている。
EV向け CNT分散体事業は、導電助剤としての役割を果たし高容量化・高出力化・長寿命化に寄与するとされ、米国・欧州・中国・日本の4極5拠点で生産体制を構築している。独自のナノレベル分散技術によりCNT繊維をほぐす能力が強みとされている。
ブランド訴求として生ジョッキ缶の泡立ちを解明・制御した塗料の共同開発事例が挙げられ、アサヒビールとの協働で新しい缶ビールづくりを進めている。artienceは2026年度上半期決算で全事業セグメントの増収増益を報告している。