パナソニックは生成AI市場の需要拡大に対応するため、AI関連部材の増産を含む総額920億円の投資を発表した。中国・タイ・インドネシア・日本を拠点に生産・研究開発体制を強化する。
パナソニックインダストリーは、AI関連部材の供給能力を高める目的で総額920億円を投資する。AIサーバー向け電子材料やコンデンサの生産体制を世界5拠点で強化し、需要動向に合わせた生産体制を構築するとしている。
MEGTRONと呼ばれる高機能多層基板材料の生産能力拡大には670億円を充て、蘇州工場の第2期新棟を建設して2028年8月の稼働を目指す。タイのアユタヤ工場にも370億円を投じ、29年4月に第2期新棟の稼働を計画している。
AIサーバー用の導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap」には170億円を投資。宇治工場とインドネシアのバタム工場で生産能力を増強し、バタムには約5万平方メートルの新棟を建設して27年5月着工、29年4月稼働を予定している。
三重県四日市市の四日市南工場には80億円を投じ、次世代半導体用材料の研究開発棟を新設。材料設計から試作・評価までを一体化し、開発期間の短縮を図る。