セールスフォースはDreamforce開催中に世界規模の障害が発生し、米英仏独日を含む複数地域のクラウドサービスに遅延や停止が生じた。日本でも影響が報じられ、株価はプレマーケットで下落した。
セールスフォースは9月16日、Dreamforce開催中に世界規模の大規模障害に見舞われ、UTC午前7時50分頃に障害が発生した。原因は内部ログインサービスの応答待ちとサーバーリソースの過剰消費とされ、米東部時間午前6時56分以降に修正プログラムの検証を開始した。
障害は米国・英国・ドイツ・フランス・インド・日本を含む複数市場の顧客インスタンスに影響を及ぼし、深刻な遅延やエラー、サービスへのアクセス不能が生じた。日本では夕方以降に影響が確認され、PayPayは日本時間午後5時15分ごろに問い合わせフォーム利用の可否を通知した。
修復は一部インスタンスで再起動が必要となり、全域展開は遅延した。修正プログラムの初期展開は全インスタンスには適用されず、再適用と手動再起動が行われ、キャッシュデータの消去や新セッションの開始が必要な場合もあった。最終的には障害の残存がHyperforceの一部に限定されたとされた。
財務面では第2四半期決算で売上高113.5億ドル(前年同期比11%増)、残存履行義務335億ドルで前年同期比14%増を記録。株価はプレマーケットで約0.4%〜0.5%下落し、Dreamforce直前のイベントとともに市場の注目を集めた。Dreamforce自体ではAI関連の新戦略や提携が発表される予定だった。