2026年11月5日、東証プライムの値上がり率トップに躍り出たAREホールディングスは、上期決算の大幅上方修正と通期予想の引き上げを発表し、株価はストップ高に。貴金属リサイクルの成長実態が市場で再評価され、同業の松田産業も業績拡大を示した。
AREホールディングスは2026年上期決算で営業利益が前年同期比87%増の287億円となり、会社計画を大幅に上回った。通期予想も引き上げられ、株価は買いを集めて3,770円まで上昇した。売上の核となるのはAIデータセンター向け電子部品スクラップからの貴金属回収で、貴金属リサイクル事業が企業の本業として成長していることが確認できる。
日経平均が semiconductor株の影響で下落する一方、TOPIXは反発。市場は半導体依存から実需と資源関連銘柄へ資金を移す動きが見られた。日本の都市鉱山に眠る金・銀・インジウムなどの埋蔵量の大きさや、政府のリサイクル強化策が背景にあり、今後も貴金属リサイクル関連株の注目度が高まる見通しとされている。
松田産業は第1四半期で売上高2027年3月期予想に対して高い伸びを示し、今期の経常利益予想を上方修正。半導体スクラップと貴金属価格の高水準を背景に、同社の貴金属リサイクル事業の利益寄与が拡大する見込み。これに対し、AREと同様に貴金属市況の変動を受けやすい点には注意が必要とされている。