ヤマハのギター事業が計画より早く黒字化を達成。買収したLine 6の新製品の好調と生産効率改善が寄与し、今期以降も北米での販売拡大を進める。
ヤマハは2014年にLine 6を買収した後、ギター本体やアンプなどを拡充してきた。2026年3月期にギター事業が計画を前倒しで黒字化を達成したと統合報告書に記述されており、中高級ラインの拡充と普及品のシェア拡大で売上と収益性が改善した。
北米市場での主力販売店との関係強化と商品展開の拡大が、計画を上回る成長につながり、アコースティックギターの製法改革による生産効率の改善と合わせて収益性を回復させた。Line 6の新製品販売が特に寄与したとの説明もある。
ヤマハはLine 6の買収を通じてギター本体だけでなくアンプや周辺機器を複数ブランドで展開する体制を築き、2018年にLine 6をYGGへ改称、2023年にはCordoba Music Groupを傘下に収めた。中期経営計画では2028年3月期にNo.1ギターカンパニーとしてのポジション確立を目指すとされ、ギター事業の売上収益は2027年3月期に4900億円、ギター事業の売上は529億円を目標する。
今後は独自技術とブランドの強みを活かし北米投資を重点化するとともに、周辺機器とサービスを含めた提案で市場シェア拡大を狙う。現状の黒字化基盤を強化するため、Line 6の新製品投入と北米での販売強化がさらなる収益基盤の厚みにつながると見込まれている。