東西の有力ビルダーの社長が対談し、新築市場の縮小を踏まえた事業戦略や今後の成長領域、M&A・事業承継の取り組みについて詳述した。
日本優良ビルダー普及協会が主催したトークセッションに、ロゴスホールディングスの池田雄一社長とライフデザイン・カバヤの窪田健太郎社長が登壇した。池田氏は新築市場の縮小を踏まえ、安易な新規事業への参入を避けるべきだと述べ、まず新築事業をしっかり伸ばすべきだと指摘した。
ロゴスHDはM&Aや事業承継に積極的であり、2024年に坂井建設を子会社化。2026年には民事再生を申し立てたアエラホームの再生支援を決定し、2026年10月1日付で注文住宅事業などをグループ会社が承継する予定だ。池田氏は倒産経験を背景に顧客と社員の信頼を重視すると語った。
窪田社長は非住宅・海外事業の多角化と高付加価値化を推進。高価格帯の住宅へシフトし、研究開発を強化する方針を示す。一方で中古住宅の買取再販にも取り組む姿勢を示し、「始めたばかりだがこれから挑戦したい」と述べた。
対照的に池田氏は中古市場の買取再販には関心が薄いと回答。新築投資を優先する考えを改めて示した。両社長の発言から、今後は住宅の高付加価値化と事業承継・再編の動きが重要テーマになるとの読み取りがある。