ベッセント米財務長官が日銀の利上げを支持し、日本の財政健全化を促す発言を強めており、日米協調の枠を超えた要望色彩が目立つ。9月には市場関係者への挑発的な発言も伝わっている。
日銀の利上げをめぐる発言は、7月末の日米円買い協調介入直後には日米の連携を強調する口調だったが、その後の発言で要望色彩が強まっている。
8月末以降、ベッセント長官はアベノミクスの成果を享受すべきだとする見解を示し、日本政府と日銀が円高につながる行動を取るべきではないとの認識を示したうえ、日本の財政健全化への道筋を示すべきだとも要望した。
直近の9月8日のテキサス州イベントでは市場関係者への挑発に近い発言まで踏み込み、ドル円相場や長期金利の安定を巡る米国の関心が改めて強調された。