食品・外食チェーンのF&LCは、10月の終値ベースで上昇基調を示し、直近の決算で海外事業の急拡大が売上を押し上げた。次回決算は11月初めに予定されている。
株価は10月15日終値5,626円から10月20日終値6,016円へ上昇した後、10月22日に5,778円まで反落する展開となった。直近5営業日で約6.9%の上昇をみせ、直近の上昇局面は一目均衡表の雲上抜けや「3役好転」といったテクニカル要因が重なったことを背景にしている。
決算は2026年9月期第3四半期累計で売上高が前期比24.7%増の3,904億円、営業利益が43.9%増の420億円、親会社帰属四半期利益が47.1%増の266億円となり、通期業績予想も引き上げられた。過去12四半期で業績は改善傾向にあり、純利益率・営業利益率が着実に上昇、自己資本比率は上昇基調となっている。
今後の業績チェックポイントとして海外出店の拡大と国内の集客施策の継続、原材料・エネルギー・人件費の上昇などのリスクが挙げられている。総合評価としては、海外出店の拡大とIT活用によるオペレーション効率化が売上・収益改善の要因となり得る一方、原価の上昇や賃金上昇が採算性に影響を与える可能性がある。
次回の決算発表日は2026年11月6日の予定。決算短信の要約では海外スシロー事業の急拡大を主因に売上高・利益が伸び、通期見通しの上方修正が示されている。