不二製油グループは中期経営計画 United for Growth2027 を公表し、2025年4月の持株会社制移行を機にガバナンスを深化させる。25年度には過去最高益となる360億円を達成し、27年度に事業利益450億円を目指す。
不二製油グループは、植物性素材の可能性を広げ、人口増加・気候変動・食資源制約といった社会課題の解決に寄与することをビジョンに掲げ、4つの事業領域で技術開発と提案力を組み合わせて顧客と社会の課題に対応する方針を示した。
中期計画 United for Growth2027 では、ガバナンスの深化、成長領域の強化、新たな挑戦領域の確立を基本方針とし、最終27年度には事業利益450億円の達成を目指す。
25年4月の事業持株会社制への移行によりグループの一体経営を強化する。25年度は過去最高の事業利益360億円を達成したとされ、中計の推進に対して社長は手応えを示した。
重点施策ではチョコレート用油脂やコンパウンドチョコレートを中心とした領域の競争力強化を進め、カカオ価格変動下でも供給体制の安定化と中長期的な利益成長を目指す。北米市場ではブラマー社の改革を活かし生産体制の拡充を進め、油脂・チョコレートの技術を組み合わせて市場拡大を狙う。
新たな挑戦領域の確立では、動植物性素材の新製品開発を進め、メラビオ、ソワイユショコラ、ソヤセル、MIRA-Dashiなどの製品を通じて新市場を開拓する。将来の収益柱としての価値創出を目指す。