経産省も課題視するAI研修のROIを3分で可視化する無料シミュレーター『AI研修 ROIシミュレーター』の提供が開始された。8問の入力だけで年間創出価値や投資回収期間などを試算できる。
パーソルグループのパーソルイノベーションは、ビルスピカンパニーとしてAI研修の投資対効果を短時間で試算できる無料シミュレーションサービス『AI研修 ROIシミュレーター』の提供を開始したと発表した。生成AIの普及が進む中、企業がAI人材育成への投資の効果を定量的に説明することが難しいとの課題を背景に開発された。
同サービスは業界や職種、対象人数など全8問の入力で、年間創出価値、投資効果(ROI)と投資回収期間、AI活用余地・優先業務を約3分で試算できる。個人情報の入力や会員登録は不要で、結果は即時表示される。
背景として総務省の情報通信白書で生成AI利用率が68.9%とされる一方、実際の成果創出には至っていない企業が多いとの指摘があり、GENIACでもROIの測定が課題として挙げられている。AI活用を定量的に評価するツールの需要が高まる中、今回のシミュレーターは人材育成を事業成果につなげる目的を強調する。
ビルスピはこのツールを通じて、AI人材育成を「コスト」ではなく「投資としての成果創出」へ変える取り組みを支援することを目指している。将来的にはAIを使える人材を増やすのではなく、業務改革と組織変革を促す人材育成を促進する方針を示した。