フォルダブルスマホを支える折りたたみディスプレイの実機と仕様を CSOT の工場見学とともに紹介。Razr fold や MIX Flip などの最新モデルの特徴と、PLE2.0 技術によるコスト低減の情報が伝えられる。
中国のテレビ大手・TCL のディスプレイ子会社 CSOT の工場を訪問し、折りたたみディスプレイの商用化へ向けた取り組みと、スマートフォンへ搭載されるパネルの現状が紹介された。メイン内側ディスプレイの解像度やリフレッシュレート、外側ディスプレイの採用機種について言及されている。特に Razr fold の実機展示では折り目が目立たず、6.6型外部ディスプレイも CSOT 製である点が指摘された。
Motorola の横折モデル Razr fold の内側ディスプレイは 8.1 型で 2400×1080 ピクセル、1~120Hz の可変リフレッシュレートに対応。外側ディスプレイは折り曲がらず、CSOT の 6.6 型ディスプレイが採用されている。 Razr はシリーズ化され、初代から CSOT パネルを採用している。ショールームには Razr 50 Ultra も展示され、同機の内外ディスプレイとも CSOT 製である。
Xiaomi の折りたたみスマホは国内展開がなく、中国で「MIX Flip」や「MIX Flip 2」が展開。展示されていた MIX Flip は 6.86 型 LTPO OLED、解像度 1.5K、最大輝度 3000 ニits で、C8+ 次世代発光材料を採用した専用モデルと説明された。Fold 型の MIX Fold 4 は 7.98 型で 2224×2488 ピクセルの LTPO、最大輝度 3000 ニト。折り目は比較的新しい機種ほど目立たないが、2年前のモデルはやや目立つと指摘された。
CSOT の新技術として PL E2.0(PLE2.0)によりディスプレイコストが前世代比約 30% 削減される点が強調された。スマートフォンの高価格の一因としてディスプレイコストが挙げられる一方、技術革新で価格が下がる見込みが示された。ノートPCやタブレット向けの折りたたみディスプレイも商用化が進んでおり、同社の主力はTV向けパネルながら、複数分野での展開が続く。
総じて、折りたたみディスプレイを支える技術は年々進化しており、今後の次世代スマートフォンの体験を左右する重要な要素として注目されている。