GNGの武田猛社長が台湾・韓国・タイの展示会を視察し、海外市場は世界共通のトレンドだけでなく、国や地域ごとの市場差と背景を捉えることが重要だと述べた。展示会と現地声を重ねて市場を見る姿勢が示された。
武田氏は今年、BIO Asia–Taiwan、Hi Korea、Vitafoods Asiaを相次いで視察し、海外市場には Longevity、Women's Health、Gut Health、Beauty-from-Within など世界共通のキーワードが見られるとした。一方で、同じキーワードでも商品化の姿は地域で異なるため、世界的潮流は存在しないとの見方を示しつつ、潮流を各市場でどう変化させて現れるのかを観察する必要があるとした。
海外市場の把握には展示会だけでなく現地のスーパーマーケットやドラッグストア、専門店の店頭を確認することが重要と指摘した。展示会で見たテーマが実際に商品化され、価格や訴求方法がどう現れるかを店頭で確認し、現地パートナーや業界関係者の声から市場機会を把握することを強調した。
継続的な観察からOvercap(オーバーキャップ)などの変化を指摘。韓国店頭での注目を経て、今年のBIO Asia–Taiwanでも同様の形状の商品が目立つようになったと説明した。Hi Koreaではリポソーム技術を用いた商品が多く、ODM/OEMの新提案が市場差別化を促しているとの指摘もあった。Vitafoods Asiaでは中国企業の出展が多い中、韓国企業の存在感が高まっており、CDMOサービスの表現も見られた。
海外市場を見る際には各国の制度や規制も市場を左右すると述べ、食品と医薬品の区分、原材料制限、科学的根拠の要求など国ごとに異なる点を挙げた。グローバルな潮流は各市場で「翻訳」されるものであり、日本市場の環境や自社技術・顧客に合わせた解釈が重要だとされます。