世界的スポーツブランドのナイキがS&P100指数から除外される。株価は最高値から約80%下落し、時価総額は2260億ドル程度消失した。中国ビジネスの落ち込みが導火線となり、中華圏売上は5年間で約30%減少した。
世界的スポーツブランドのナイキがS&P100指数から除外される見込みとなり、指数の組み入れ銘柄でなくなる。
同社の株価は2021年の最高値と比べ約80%下落し、時価総額は約2260億ドル(約35兆円)規模が消失した。中国市場の不振が大きな要因として挙がる。
中国市場では中華圏売上が過去5年間で約30%減少したのに対し、中国のスポーツウェア市場は50%以上成長した。デジタル流通の再編や地場ブランドの台頭、ライブコマースの普及が影響したと指摘される。
中国は愛国消費の文脈でのブランド選択が市場動向を左右しており、リーニンなど中国系ブランドの台頭とともにナイキの市場地位が揺らいでいるとの見方がある。今後は中国市場依存度の高い企業の存廃が企業経営の新たな課題となる。