世界の酸化マグネシウム中和剤市場は、排水規制の強化と半導体設備拡張を背景に2026年から2035年まで年率4〜6%で成長するとIndexBoxが予測した。中国を中心とした供給体制のもと、主な需要は排水処理・脱硫・土壌改良・電子機器関連分野に広がる。
2026年から2035年にかけて、世界の酸化マグネシウム中和剤市場は年率4〜6%の安定成長が見込まれる。排水規制の強化、半導体・電子機器製造能力の増設、マグネシウムの供給ボリューム拡大が主な牽引要因として挙げられている。
需要の主要な用途は工業排水処理、排煙脱硫、土壌改良、化学処理と鉱業、電子機器・半導体製造の5分野に分布しており、電子機器分野は今後の成長を主導する見込み。区域別にはアジア太平洋が最大シェアを占め、中国は供給と需要の両面で重要な位置にある。
価格構造は二層式で、工業グレードは中国渡し1トンあたり350〜550米ドル、電子グレードは40〜60%のプレミアムが付くとされる。2035年の市場指数は約155(2025年=100)に達すると予測され、需給のバランスと規制動向次第で変動する可能性がある。
地域別の市場規模はアジア太平洋が約45%、北米20%、欧州18%、中南米10%、中東・アフリカ7%とされ、上流は中国が60〜70%のマグネシア生産を占めるとされる。
上流・下流の供給集中と代替薬剤との競争、輸出規制・エネルギー動向などがリスク要因として挙げられるが、2035年までコンプライアンス主導の成長が続くと見込まれる。