韓国は1960年代の急速な工業化をきっかけに65年間の持続的成長を続け、一人当たりGDPで日本を上回った。2030年には世界11位に入ると予測され、中所得国のわなを回避した事例として評価される。
韓国は長期的な経済成長を続け、一人当たりGDPで日本を上回る水準になった。1980年の時点では日本の約25%程度の水準だったが、2024年には日本を20%以上上回り、その差は拡大している。IMFの指摘も含め、急速な工業化と投資拡大が成長の柱とされる。
2030年には韓国の一人当たり実質GDPが世界11位程度になると見込まれており、日本やイタリア、英国を超える見通しとなっている。主要石油輸出国や一部の例外を除く国々を除き、上位入りが予測されている。
韓国は65年間にわたり高い成長率を維持してきた点が特筆される。世界開発報告2024年版は、過去70年の経済史の中で韓国が最も驚異的な変革を遂げた例として挙げ、イノベーションとテクノロジーのリーダーへと成長したと評価している。
本稿はリチャード・カッツの著作の一部を再編集したものである。