インゼルサラブレッドクラブの松島一晃社長が7月に就任した現状と、1歳馬募集を前にした今後の方針を語るインタビュー。ファンの多様な楽しみ方を追求し、情報提供の土台整備や武豊騎手との連携強化など、クラブの価値を勝ち負け以外の点で高める取り組みが中心となる。
インゼルレーシングの社長に7月就任した松島一晃氏は、競馬はギャンブル以上にスポーツやエンターテインメントとしての側面があると語り、会員のニーズを満たし、より多くのファンに一口馬主の魅力を伝えるクラブを目指す決意を示した。就任後は会員満足度を最優先に据え、新規会員の獲得と既存会員の継続的な関与を両立させる方針を強調した。
松島氏は日本の競馬ファンの規模を挙げつつ、一口馬主の市場がまだ発展途上であると認識。勝ち負け以外の価値提供を追求し、「楽しいクラブ」を継続的に作り出すことが長期的な成長につながると述べた。会員拡大には現状の満足度向上が不可欠とし、クラブの居心地の良さを重視する考えを示した。
情報配信の改善にも触れ、全ての馬に等しく情報を届ける土台を整備。動画配信の拡充と現場情報の一貫性を図り、会員が愛馬の状況を安心して把握できる環境づくりを進めていく方針を明かした。リアルな接点とデジタル情報の両輪でファンの“ワクワク”を提供する意向を示した。
今後の目標として、ドウデュース産駒を含む募集馬の多様化と、武豊騎手との関係を軸とした高レベルの競走馬育成を挙げた。母馬優先制度の導入などファミリー拡大の施策にも言及し、勝ち負け以外の価値を会員と共有し続けるクラブ運営を目指すという。