敦賀市の北陸自動車道・曽々木トンネルで日本初の最新工法を用いた改修工事が進行中。通行止めを回避する形で、壁と防護壁の隙間で掘削とコンクリート流し込みを実施している。
敦賀市の北陸自動車道・敦賀ICと木之本ICの間にある曽々木トンネルは完成から約40年が経過し、コンクリートのひび割れや水漏れが発生している。これを受け、NEXCO中日本と国内企業5社が共同開発した日本初の工法を導入して改修を進めている。
新工法では、防護用の壁をトンネル壁と間に設置し、その隙間で壁を掘削してコンクリートを流し込む。道路を通行止めにせず工事を進められるのが特徴で、現場の見学者や専門家も関心を示している。
技術の評価を担う金沢工業大学の川村特任教授は、成功すれば他現場への適用が期待されると述べ、国内初の覆工再生工法としての知見が次へつながるとの見方を示した。一方、中日本高速道路金沢支社の山田所長は、得られた知見を将来の工事に活かしたいと語った。
現在は試験段階のため通行止めを実施しているが、将来的には通行止めなしでの工事実現を目指す。曽々木トンネルの改修工事は来年12月までの予定となっている。