SBIホールディングスがライブドアを完全子会社化し、月間1億人規模の情報発信力を活用したネオメディア生態系の構築を目指す。対価は約75億円で、NTTデータと三社協業も進展する見通し。
SBIホールディングスは9月17日、ライブドアを完全子会社化すると正式に発表し、全株式を約75億円で取得することで合意した。ライブドアは総合ニュースサイトやブログサービスなどを展開しており、国内有数のメディア資産を保有する。これにより、SBIは自社の金融機能とメディア、知的財産を組み合わせた新たな経済圏の構築を狙う。
買収背景には、SBIのネオメディア生態系の推進がある。ライブドアの情報発信力とユーザー基盤を自社の金融サービスやコンテンツ事業と統合し、多様なマネタイズポイントの創出を目指す。SBIは1000億円規模のコンテンツファンド設立も計画している。
売却元のミンカブ・ジ・インフォノイドは2022年に旧LINEから同事業を71億円で取得していた。今回75億円で譲渡することで得られた資金を借入金の返済に充て、財務基盤の健全化と今後の成長投資の余力を拡大する方針を示している。
NTTデータを含む三社協業により、ミンカブはNTTデータと資本業務提携を発表。NTTデータが株主となり、三社間での業務提携も進められる見込みだ。デジタル・AI活用や金融DX支援を強化し、日本発の金融情報プラットフォーマーを目指す方針だ。