参天製薬は連結子会社の重慶参天科瑞製薬が中国の裁判所に破産申立てを行うと発表した。負債総額は約33億円で、債務の大半は同社と中国の子会社からの借入に充てられている。今後は現地裁判所の破産手続が進む見通し。
参天製薬は連結子会社の重慶参天科瑞製薬有限公司が中国会社法および企業破産法に基づき破産申立てを行うと発表した。負債総額は約1億4300万中国元(約33億円)で、そのうち約1億中国元(約23億円)は参天製薬および参天製薬(中国)有限公司からの借入である。
同社は2016年に重慶市に合弁会社として設立されたが、中国の医療制度改革などを背景に事業戦略の継続が困難となり、2024年10月に清算を決議。以降、資産売却や債務全額弁済をめざした清算手続を進めていたが、見通しが立たず破産申立てへと至った。現地裁判所が受理すれば破産宣告と資産処分、債権者への分配が進む見通し。
参天製薬の財務影響としては、重慶参天科瑞製薬に対する貸付金は全額貸倒引当金を計上済みのため新たな損失は発生せず、同件による参天製薬の2026年度連結業績への影響は軽微とされている。