フリーポート・マクモランは1株当たり利益の上方修正を0.78ドルと発表し、グラスバーグ鉱山の遅延で2026年の生産見通しを下方修正した。インドネシアから南米への売上構成の変化が見込まれる一方、2029年の利益見通しも示されている。
フリーポート・マクモランは、1株当たり利益(EPS)を前年比56%増の0.78ドルへ上方修正した。これに合わせ、同社は長期的な資産規模の大きさと複雑さが高い出荷・コスト目標の達成次第で、価値が左右されるとの見方を示している。
最大の変動要因としてグラスバーグ鉱山の操業遅延が挙げられ、これにより2026年の生産見通しが下方修正された。インドネシアから南米への売上構成の変化は、現状モデルではインドネシアからの売上が減少(47.4%減)し、南米からの売上が増加(25.4%増)する見込みとされている。
今後の展望として、グラスバーグの円滑な回復、インドネシアからの安定した出荷、バグダッドでの設備投資の継続性が鍵になるとの見方が示唆される。上方修正は市場心理を後押しする可能性があるが、遅延や政策摩擦が生じず、銅の出荷量が安定供給されることが重要だとされている。
将来の利益見通しとして、現在の利益は29億ドルで、アナリストは売上高が年率で約17.4%成長し、2029年までに利益が67億ドルに達すると予想している。2029年の売上高予測は419億ドルで、同年のコンセンサスと整合させるには利益の約2.3倍になる必要があるとの見方が示される。