ホンダ・レーシング(HRC)は2027年1月1日付で社長を交代させると発表し、現社長の渡辺康治が退任、後任として安田啓一が新社長に就任する。世界的な変革期に対応する経営体制の強化と、次世代の事業展開の加速を目的としている。
ホンダ・レーシングは取締役会で、2027年1月1日付で代表取締役社長の交代と役員人事を実施することを決定した。退任する渡辺康治は同日付で退任し、現代表取締役副社長の安田啓一が新たに社長に就任する。
渡辺康治は2020年にHonda本社の執行職ブランド・コミュニケーション本部長兼広報部長として就任し、モータースポーツを含むブランド戦略を統括。2022年にはHRCの社長に就任し、四輪レース統合とグローバルなモータースポーツ体制の拡充を推進してきた。
新社長の安田啓一は1990年入社以降、人事部門を軸にキャリアを積み、海外での勤務経験を有する。2023年から人事制度改革と人材戦略を統括し、2026年4月にHRCの代表取締役副社長へ就任。2027年から新体制を運用する。
HRCは世界的変革期に対応した経営体制の強化と、次世代の事業展開の加速を狙う定期人事の一環と説明。モータースポーツのシーズナリティに合わせ、2027年シーズンのスタートから新体制で臨む狙いがある。安田新社長の下で海外事業と人材・組織マネジメントの経験を生かし、レース活動の強化を図る見込みである。