宮本経済産業副大臣が9月29日から10月3日まで米国ミルウォーキーへ出張し、G20貿易大臣会合とGFSEC閣僚会合に出席。会合では過剰生産能力やMFN原則、強制労働、鉄鋼の過剰生産問題について各国と議論が行われた。
9月29日から10月3日まで、宮本副大臣は米国ミルウォーキーを訪問し、G20貿易大臣会合と鉄鋼の過剰生産能力に関するグローバル・フォーラムGFSEC閣僚会合に出席した。併せてグリア米国通商代表主催の貿易大臣ラウンドテーブルにも参加し、各国の閣僚等と会談して意見交換を行った。
G20会合では、構造的な過剰生産能力への対処、MFN原則のアップデート、グローバル・サプライチェーンからの強制労働の排除、食料貿易の武器化の非難といった議題について、活発な議論が行われた。宮本副大臣は、過剰生産対策としてのルールに基づく貿易救済措置の活用やNMPPsの是正、透明性の向上などを挙げて発言した。
GFSEC閣僚会合では、鉄鋼過剰生産能力問題に関する包括的枠組みの採択が提示され、日本はアンチ・ダンピング措置の活用を進める方針を共有し、加盟国と協調して対応することの重要性を述べた。解決にはWTOやFTAに沿った義務遵守の再確認と国際ルールの整合が強調された。
グリア米国通商代表主催の貿易大臣ラウンドテーブルでは、日本が対米投資で世界一である点を紹介し、日米の特別なパートナーシップを前提に相互利益促進プロジェクトの推進を期待したほか、構造的過剰生産能力の共通理解形成や公平な競争条件の確保の重要性を再認識した。二国間会談ではブラジル、アルゼンチン、韓国、メキシコ、トルコ、ポーランド、英国の閣僚と立ち話を行い、日米関係を中心とした経済協力やEPAの早期交渉、鉄鋼関税措置への懸念などを意見交換した。