セイコーエプソンが27年3月期の連結業績予想を上方修正し自社株買いを発表。これを好感して株価は4日続伸し年初来高値を更新した。
セイコーエプソンは27年3月期の連結業績予想を引き上げ、売上高を1兆4500億円から1兆5100億円へ、営業利益を860億円から1010億円へ、純利益を590億円から690億円へそれぞれ上方修正した。前提には原油高やメモリ価格高騰の影響を反映させつつ、円安のプラス影響や価格是正効果、米国関税の還付による一過性の増益影響を織り込み、想定為替レートを1ドル=151円から156円、1ユーロ=175円から178円へ見直した。
同時に公表した第一四半期(4~6月)決算は、売上高3672億4100万円、営業利益206億100万円、純利益129億8400万円だった。産業向けやデータセンター向けの需要が継続し、水晶デバイスを中心とするマイクロデバイスの伸長や中国での案件獲得、商業・産業プリンティングの好調が業績を押し上げた。水晶デバイス中心の製品群に加え、インクジェットソリューションの好調も寄与した。
自社株買いは上限を1700万株または300億円、取得期間を8月7日から来年3月31日までとし、取得した自社株は消却する方針。これも市場では好材料として捉えられている。