オートバックスカーズとオトロンが連携を深め、買取から商品化・物流までをグループ内でつなぐ新たな中古車流通エコシステムの実現を目指す。双方の強みを活かす協業が具体的な取組みとして進展している。
オートバックスグループでは、車買取・販売事業を展開するオートバックスカーズと、自社ローンを強みに中古車販売を行うオトロンが連携し、中古車流通をグループ内で完結させる新たなビジネスモデルの構築を進めている。目指すのは、車の買取から商品化、物流、販売までを一体化し、中古車流通のエコシステムを実現することだとされます。
オートバックスカーズは「良質な車並を集める力」を、オトロンは「車両の価値を高め、お客様へ届ける力」をそれぞれ強みとしてきた。両社の強みを組み合わせることで、グループ全体として新たな価値創出が可能になるとされます。
連携の第一歩として、オトロンはオートバックスカーズの共有在庫システムを活用し、月々数十台程度を直接仕入れしている。オークションを介さないことで価格競争や落札手数料の影響を抑えつつ、効率的な仕入れを実現しているとされます。
買取現場では、オトロンが保有する販売ニーズの情報も活用されるようになり、グループ内で購入先の需要が存在するという新たな価値基準が加わった。その結果、従来は評価が難しかった車両の価値を適切に見極め、買取競争力と仕入れコストの最適化を両立できるとされます。
将来的には、オトロンのファクトリーで整備・板金・美装・写真撮影までを一貫して実施し、車両の商品化スピードと品質向上を図るほか、物流分野での協業も拡大していく方針とされます。さらに、グループ横断の配送ネットワーク構築や用品の価値評価も検討され、IT・DX基盤を活用したバリューチェーン全体の連携強化が進められる見込みとされます。
将来的な目標として、オトロンは仕入れ車両の30%、50%をオートバックスカーズ経由で調達することを掲げ、オートバックスカーズはグループ内で在庫情報と販売ニーズを共有し車両が最も価値を発揮できる販売先へ流通させる新たな仕組みを目指すとされます。