来週の相場は米国のスペースX上場の初動と中東情勢の行方、日米の金融政策決定会合を巡る材料が焦点となり、為替の動向と株価の反応が注目される。
今週末の米国株式市場は上昇し、ダウ平均は前日比高で取引を終えた。スペースXの上場が投資家心理を押し上げ、初日の株価は公募価格を約19%上回る水準となり、MSCIは上場後早期組み入れを検討する方針を示しているほか、ナスダック100も早期反映を目指す見通しとなっている。AI・半導体関連銘柄の換金売り圧力には警戒が続く一方、宇宙関連は再び上値追い姿勢を強めるとの観測もある。
3月末比で日経平均は大きく上昇しているものの、プライム市場の半数近くの銘柄はマイナスという状況が続く。出遅れ銘柄のリバランス売りと押し目買いの可能性が併存しており、中長期的には出遅れ銘柄へ関心を高める局面も想定される。
来週は日米で金融政策イベントが控える。日銀政策決定会合は15-16日に開催され、追加利上げがほぼ確実視される一方、植田総裁不在のため会見内容はサプライズに結び付きにくいと見られる。FOMCは16-17日で政策金利の据え置きが想定され、声明や議長会見で年内の利上げ観測が強まればドル相場に影響し得る。
来週の為替見通しは、日米の政策イベントを背景にドル・円が161円を目指す展開が想定されるが、日本の政府介入が警戒され、上値は抑制されやすい。介入の思惑が強まる中、現行水準での介入効果は限定的との見方もある。