日鉄興和不動産・アジラ・JDSCの3社が赤坂インターシティAIRで人流データを活用した空調最適化の実証実験を実施。実証で快適性を維持しつつ空調の消費エネルギーを最大54%削減できることが示された。
日鉄興和不動産、アジラ、JDSCの3社は、赤坂インターシティAIRにおいて人流データを活用した空調最適化の実証実験を実施している。目的は、実施設備の空調運用を人の動きに応じて最適化し、快適性を損なわずにエネルギー消費を削減する効果を検証することだ。
検証はビル内のエリア別・時間帯別の人流量・混雑度をasilla BIZで計測し、低利用エリアや時間帯を抽出して閾値と温度調整幅を設定する複数パターンを運用して実施されている。冬季実証は2025年12月20日から2026年2月28日、夏季実証は2026年7月4日から9月3日、中間期は2026年10月10日から11月27日を予定している。
3社の検証結果として、対象フロアの空調消費エネルギーは平均27%削減でき、休日の削減は42%、平日で17%となり、人流に応じた制御が有効だとされる。さらにエリアや時間帯によっては50%を超える削減も確認され、最大で54%の削減も夏季実証で見られた。これにより共用部3フロア全体の年間削減効果が約1,200万円と試算され、今後は他物件への検証拡大と自動制御・連携の検討が進む。
4)今後の展開は、品川インターシティをはじめとした他物件へ検証を広げ、2027年4月のサービス提供を目指す。JDSCは設計・データ分析を引き続き支援し、将来的にはデータ活用型のスマートビルソリューションの確立を目指す。