近鉄グループは伊勢志摩地域への誘客を強化するため、名古屋─賢島間で本格的なレストラン列車の運行を開始し、2033年の式年遷宮を見据え宿泊施設などの整備を進める。
近鉄グループホールディングスは三重県伊勢志摩地域への誘客を目的に投資を積極化する。初の本格的レストラン列車「レ・サヴール志摩」が名古屋─賢島間で運行を始めたことが伝えられる。
式年遷宮が控える2033年に向け、宇治山田駅周辺や賢島地域の自社アセットに宿泊施設やレジャー施設の整備を目指す計画が示されている。33年の首都圏からの誘客数目標は200万人規模とされ、観光地としての価値向上が狙われる。
レストラン列車の運用は余剰となった特急車両を改造したもので、投資額は新造比で約3分の1の約8億円に抑えられた。車内での食への関心を高める本格フレンチを核としたコンテンツが強調されている。
駅周辺の開発では宇治山田駅の終着駅から賢島方面への流れを見据え、宿泊施設や新規店舗の誘致を検討。既存施設のリニューアルや、インバウンド需要の取り込みも進められる見通しで、リニア開業時には首都圏からの来訪も増えると見込まれる。