三井化学が細胞培養プレート「InnoCell」の新製品を発売。PタイプはiPS細胞由来の腸・腎・脳などのオルガノイド培養に適し、透明性の高い樹脂フィルムと高い酸素透過性で創薬研究を支援する。
三井化学は5日、細胞培養プレート「InnoCell」の新製品を発売したと発表した。薬の評価などに使うミニ臓器(オルガノイド)を培養する用途を想定しており、高い酸素透過性を特徴とする。
InnoCellは臓器のオルガノイドを育てやすく観察しやすいよう、酸素をよく通す高透明性の特殊樹脂フィルムを採用している。従来品より生体環境に近い3次元細胞の育成を促す点が訴求されている。
新製品のPタイプはiPS細胞由来の腸・腎・脳などのオルガノイド培養に適しているという。すでに販売されている2タイプと合わせ、製品群を拡充する。
創薬研究では薬の効果や副作用を生体に近い環境で評価する手法としてオルガノイド等の細胞評価モデルの需要が高まっている。InnoCellはそれを支える手段として位置づけられている。