日本企業による買収資金を賄う融資、M&Aの融資の残高が拡大。大半を三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3メガ銀行が占め、LBOローンが主要手法となっている。
大手9行のLBOローンの残高は2023年9月時点で6兆6000億円となっており、日本企業によるM&Aは過去最高水準に達しているとみられる。融資の中心はLBOローンで、通常の企業向け融資より金利が高いとされる。今後もM&Aをめぐる融資の拡大が続く可能性がある。
メガバンクは傘下の証券会社を通じてM&Aの助言業務を獲得し、融資契約とともに手数料収入を確保する動きがあるとみられる。LBOを含む融資の提供体制を強化しているとの観測もある。
投資ファンドによる融資も広がっており、通常の融資より返済順位が低い劣後ローンなどでの貸し出しが多い。ファンドは出資と融資で評価基準が異なる点に留意が必要とされる。