東南アジアの天候不順とタイの洪水による供給リスクが高まり、天然ゴム先物は高値を更新。上海市場の連休要因で取引は薄商いとなっている。
OSE天然ゴム先物の中心限月は1kgあたり450円台で推移し、10月7日に458.50円をつけて年初来の高値を3週連続で更新した。上海市場の国慶節連休入りも影響し、全体的に薄商いの中での持高調整が続いている。
主産地タイなどの天候不順はエルニーニョの影響も指摘され、多雨・豪雨が続くことで天然ゴムの供給環境に混乱が生じている。タイでは洪水被害が拡大しており、10月7日時点で148万世帯以上、419万人が被災している。
洪水の影響によりタイの自動車産業にも打撃が出ており、工場の生産停止が報告されている。供給ショックと需要ショックの両方が市場へ織り込みを促しており、値動きは不安定化しやすい状況が続く。
市場は順サヤが形成されており、期先を中心に買いが優勢となっているが、当限主導の急伸には至っていない。原油動向やドル円の動きは限定的な影響に留まる見通しが伝えられている。