地方市場の福証で新設のFukuoka PRO Marketが受け入れられ、開設後に上場企業が増加。東証改革による維持基準の厳格化も重複上場を促す要因となっている。
福岡証券取引所は2024年12月にFukuoka PRO Marketを開設し、初日に7社が上場した。以降、2025年には6社、2026年にはすでに6社が上場・承認済みを含め上場数が増加している。
東証の市場改革により上場維持基準が厳格化され、企業がリスク軽減の観点から重複上場を選択するケースが増え、地方市場の役割と位置づけが見直されている。
PRO Marketは一般市場を目指す成長企業の受け皿として機能しており、上場を通じてブランド価値向上や人材獲得、金融機関の融資条件改善といった効果が期待されている。
「九州IPO挑戦隊」には延べ92社が参加し、これまでに11社が上場した。上場支援は法務・社労士・会計士等の専門家派遣や上場までの事業計画作成、採用プールの紹介など多岐にわたる。
2025年度は17社が上場、2026年度も同程度のペースを見込むが、2027年度以降の継続性は未確定としている。福証は地域企業の成長を伴走支援する取引所としての役割を強調している。