トヨタ自動車のアルゼンチン現地法人が、電動車を生産する新事業について大型投資奨励制度(RIGI)の適用案件として承認された。投資額は約13億ドルで、アルゼンチン自動車産業史上最大規模になる見込みだ。
トヨタ・アルゼンチンは9月30日、電動車を生産する新事業がRIGIの適用案件として承認されたと発表した。自動車生産分野でRIGI認定は初めてで、日系企業が事業主体として認定されるのも初めてとなる。
新事業はブエノスアイレス州サラテ市の同社工場で電動車を生産する計画で、投資額は約13億ドルとされる。発表によればこの額はアルゼンチンの自動車産業史上最大規模で、政府の評価委員会から承認・認定を受けた。
RIGIは鉱業、エネルギー、石油・天然ガス、インフラ、テクノロジーなど8分野で2億ドル以上の投資を対象とし、法人税の減免や関税の緩和、資本取引規制の例外などを最大30年間提供する制度。今回の案件は主にテクノロジー分野に該当する見込みとされる。
政府は2026年8月の施行規則改正で、テクノロジー分野で新製品を生産する場合、工場の新設・拡張を伴わなくてもRIGI対象になり得ることを明文化しており、今回の認定はこの改正も後押しした可能性がある。カプート経済相は投資額を13億4100万ドルと公表し、生産車の70%が輸出される計画だとした。