SCREEN SPEは彦根事業所を中心に、現場起点のスマートファクトリー化を推進している。3Dデジタル手順書の整備とMES導入を通じ、多品種少量生産の現場で標準化とボトルネックの可視化を進め、部品捜索や進捗確認の工数を削減する取り組みが進んでいる。
彦根事業所は、洗浄装置の主力生産拠点として多品種少量生産のニーズに対応している。社内の製造技術部門がFAとデジタル化を担当し、現場の悩みを受けてシステム導入や専用機の設計を進めている。
現場は3Dデジタル手順書を活用し、工程をセル生産へ分割する取り組みを開始。これにより工程の標準化を進めつつ、MESで作業時間をデータ化してボトルネックを可視化するサイクルが回り始めた。
実際の効果として、部品捜索時間の半減、作業進捗確認の工数半減、圧入などの単純作業の削減が報告されている。一方、ロボット導入の適正性や、空間と費用対効果を含む課題にも取り組んでいる。
現場自身が改善を提案・相談する機会が増え、組み立て作業の安全性向上を目的とした小型の配管接続装置をK.K氏が設計。今後は設計段階から生産技術が関与する体制を強化し、横展開も視野に入れている。