ウシオ電機創業者・牛尾治朗氏が、売上規模が中堅級の企業を率いながら経済同友会代表幹事を務め、第二次臨時行政調査会の専門委員や経済財政諮問会議の民間議員も務めた経緯を伝える。
通常、経済団体のトップは日本を代表する大企業の経営者が就任するが、ウシオ電機創業者の牛尾治朗氏は500億円程度の売上規模の中堅企業の経営者でありながら代表幹事に就任した。本文は牛尾氏の異色の経営人生とその背景を詳述する。後に氏は政府の政策形成の場にも影響力を持つ存在となった。
経済同友会の代表幹事の顔ぶれを取り上げ、三団体のうち同友会の代表幹事に中堅企業の経営者が選ばれた例として牛尾氏を挙げる。経団連や日商のトップには大企業の経営者が就くのが通例であり、牛尾氏の事例は大企業の常識とは異なる点を指摘している。
牛尾氏は1995年から4年間、経済同友会代表幹事を務めたほか、第二次臨時行政調査会の専門委員や経済財政諮問会議の民間議員も務め、企業規模を超えた財界・政策形成の場で大きな影響力を持つとされた。本文は氏の役割がどのように広がったかを概観している。