三菱重工業は自社株買いを承認し通期予想を上方修正したが、株価は4.6%安となり52週安値を更新した。買い付け期間は2026年11月9日から2027年11月8日まで、上限は1億2,000万株で総額3,000億円。
三菱重工業は取引終値が2,912.50円となり、前日比4.57%安で終えた。市場全体の下落も影響し、同社株のみならず日経平均・TOPIXともに下落する中、52週安値を更新した。取締役会は自社株買いを承認し、自己株式を除く発行済株式の約3.6%に相当する上限株数を設定した。
同時に2027年3月期の業績目標を上方修正。売上高は6.0兆円、事業利益は6,000億円、親会社株主帰属純利益は4,400億円を見込み、受注高は8.0兆円へ引き上げられた。フリーキャッシュフロー目標は8,000億円、ROE目標は14%へ引き上げられた。
上半期の業績は回復基調で、エナジーシステムが牽引。セグメント別ではエナジーシステムの売上が29%増の1.12兆円、事業利益は1,451億円へ拡大し、GTCCの受注高は上半期に1.57兆円に達した。航空機・防衛・宇宙は売上高6,334億円、事業利益763億円と拡大した一方、受注高は前年の反動で減少した。
国内市場の動向を受け、受注の堅調さと新目標の達成が市場の反応次第で株価に影響を与える可能性がある。