長期金利の指標である新発10年債の利回りが一時3%に上昇。日銀の金融政策決定会合で利上げが観測され、金利上昇が進んだとされる。
1日の国債市場で新発10年債の利回りが上昇し、一時3%を付けた。これにより約30年ぶりの高水準となり、日銀の今月の金融政策決定会合で利上げへ踏み切るとの観測が金利を押し上げた。
著者は長期金利上昇の要因を、歳出要求の財政懸念ではなく日銀がインフレ目標を達成していないにもかかわらず政策金利を引き上げようとしている点にあると解説している。
日本の長期金利上昇をみても、最近の水準は先進国並みで過度に心配する必要はなく、物価上昇は2%に達していないと指摘されている。欧米のコア指標は1.4%程度とされ、利上げの根拠は弱いとの見解も示される。
日銀の利上げは金融機関の収益を改善する要因になるとの指摘があり、政府の巨額負債と資産構造を踏まえた純利払い費の観点からは大きな影響は限定的との見方も示されている。