新コスモス電機は、広域の配管周辺で発生するガス漏えいをレーザー式ガス検知器で監視し、検知信号を二次元画像として可視化するシステム「Laser Gas Scan」を2026年10月8日に開発した。今後、既存製品への適用や他ガスへの展開を検討する。
新コスモス電機は、広い敷地に配置された配管や設備からのガス漏えいを検知するため、レーザー式ガス検知器で信号を取得し、その変化を二次元画像として表示する「Laser Gas Scan」を開発した。これにより、時系列データだけでは掴みにくい漏えいの広がりや風の影響による挙動を視覚的に把握できるようになる。発表日は2026年10月8日。なお、表示される二次元画像は漏えいの厳密な空間分布を示すものではなく、ガス濃度の積算値をもとにした視覚化である。
開発背景として、工場や化学プラントなど広大な敷地では多数のガスセンサを設置することが費用や保守の点で難しく、遠距離からの監視が課題だった。Laser Gas Scanは測定信号を二次元化することで、漏えいの発生状況と風による挙動を直感的に確認できるよう設計されている。高感度なTDLAS方式を採用したレーザー式検知器を用い、低濃度のガスでも信号の可視化が可能とされる。
今後の展開として、新コスモス電機はメタン用レーザー式ガス検知器「レーザーファルコン」への適用法やユーザー提供方法を具体化し、早期実用化を目指す方針を示している。さらに、一酸化炭素用や他ガス向けへの適用可能性も検討されている。