フジHDの中核不動産子会社サンケイビルの売却で、ブラックストーン系などの最終入札準備が進み、負債を含む取引額が1兆円規模に達する可能性が伝えられている。10月末までに最終入札を提出する方向だ。
フジ・メディア・ホールディングスが売却を進めるサンケイビルについて、米ブラックストーン、ベイン・キャピタル、ウォーバーグ・ピンカスなどが最終入札の準備を進めていることが複数の関係者の話で明らかになった。負債を含めた取引額は1兆円規模に達する可能性があり、実現すれば日本の不動産市場で過去最大級の買収案件となる可能性がある。
3社に加え、カナダの保険大手サンライフ・ファイナリシャル傘下の不動産投資会社BGOも拘束力のある提案を準備しており、10月末までに最終入札を提出する方向だと伝えられている。フジHDは提案内容を精査の上、優先交渉先を選定し株主承認を得る見通し。
市場関係者はフジHDの外部資本導入を含む企業価値最大化の検討を続けており、同時に外部からの資本導入が株主還元と企業再編の一環になる可能性を指摘している。