アジア太平洋地域のポイントオブケア診断市場は、分散型医療の進展を背景に2025〜2035年に急速拡大。2035年には市場規模が158億米ドル、CAGRは13.45%と見込まれる。
アジア太平洋地域のPOCT市場は、医療機関の診断機能を患者に近づける分散型医療の進展を背景に、今後のヘルスケア産業で重要市場として存在感を強める。今回の市場予測では、2025年から2035年の期間に市場規模が382億7,000万米ドルから158億米ドルへ推移し、年平均成長率は13.45%と算出されている。
POCTは検査室に依存せず、医療現場の近くで短時間に検査結果を得て治療判断へつなぐことが特徴で、アジア太平洋地域では都市部と地方部の医療インフラ格差が市場形成の大きな要因となる。
感染症以外の糖尿病・心血管疾患・がん領域の需要拡大により、複数項目を同時に処理できる検査システムやデータ連携・サービスを組み合わせたビジネスモデルが重要になる。
中国・インド・日本・韓国・東南アジアといった地域ごとに市場機会は異なり、販売チャネル・価格帯・規制対応・サポート体制が国別に求められる。日本企業の投資戦略としては、検査機器だけでなく試薬・デジタル連携・現地パートナーとの協業を含む総合的な診断ソリューションの提供が想定される。