学研ホールディングスはインドの教育企業MysticLand in Schoolと共同開発した道徳教育プログラム「KOKORO DOTOKU」のパイロット授業を現地で開始した。対象はインドの私立校10校に通う小学校5年生の約1,500人で、日本の道徳教育の知見を現地の文化に合わせて再設計した取り組みである。
今回のパイロット授業は、インドの私立校10校の小5約1,500人を対象に実施されている。教育プログラムKOKORO DOTOKUは身近なストーリーを題材とし、子どもたちが一つの正解を求めるのではなく、登場人物の気持ちや行動を自ら考え、周囲と議論して多様な見方を学ぶ設計となっている。
パイロット教材のテーマは「親切・思いやり」と、それに通じるインドの概念「Tapas」を設定。学びを日常へ結びつける個人目標や学級目標を子ども自身が設定する締めくくりの仕掛けも取り入れられている。
MysticLand社はムンバイ拠点で約180校の私立校に教材を提供する企業。両社は2026年に業務提携の覚書を結び、教材開発を進めてきた。日本側は学研が道徳教育の設計観点から監修を担当している。
今後はパイロットを2026年12月末まで実施したうえで、子どもや教員、学校側のフィードバックを踏まえ、次年度以降の対象学年や導入校の拡大を目指す方針だ。