小学生親子を対象とするJ-POWERの水力体験ツアー・奥只見編の2026年レポート。発電所見学やダム内部の体験、自然観察などの学習内容が詳しく伝えられる。20年目を迎えた取り組みの様子も紹介された。
J-POWERの「エコ×エネ体験ツアー」は、2007年開始の水力発電と自然環境の共生をテーマとする学習プログラムで、今年で20年目となり、奥只見を舞台にした1泊2日の親子ツアーの様子を記録している。今回の参加者は15組30名が集合し、現地ではキャプテンの挨拶や地元団体による自然解説、クイズ大会などが行われた。宿泊は緑の学園で、昼食は魚沼産のコシヒカリを使うなど地域の食材も取り入れられていた。
ダムと発電所の見学が中心となり、奥只見ダムは高さが日本一の157m、総貯水量は約6億トン、面積は約11平方キロメートルに及ぶ。ダム湖の水を落下させて得られるエネルギーを実感するため、天端を歩き地下へ潜入する見学やミニ実験、発電機室の見学、1号機の稼働などが詳しく紹介された。夜には暗順応を体験し、星空観察も行われた。
歴史や環境への配慮も詳しく紹介され、奥只見ダム建設の過程で亡くなった方々への慰霊や、4号機建設時の生態系保全(エコパーク)への取り組み、河川維持流量を活用した維持流量発電所の存在が説明された。ツアー後半ではダムや発電所の歴史を学ぶ座学や親子での振り返り、地元の食や風土を味わう夕食なども組まれていた。