日銀が政策金利を0.25%引き上げ1.25%に設定。植田総裁の会見で局面の変化や追加利上げの可能性が示唆され、円相場は一時的に 銀行間の金利差や市場の反応を映しながら動いた。海外要因として米国の同額利上げも同時に伝わっている。
日銀は9月18日の金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、年内の追加利上げの可能性を排除しない姿勢を示した。発表後の円相場は一時的に大きく動き、為替は157円台中盤へと進んだ。発表時には賛否の票差があり、利上げ自体は市場の織り込み範囲内とみられていた。
植田総裁の会見では、政策の局面が変化したとの認識や、0.5%の利上げも排除しないとの趣旨が取り上げられた。今後の利上げについては明言を避けつつも、次の利上げが3か月に一度のペースではないとの見解を示し、年内の動向を市場が注視している。
今回の利上げは、原油高や円安といった物価圤上と、政策金利の高止まりによる経済影響を考慮したものと市場関係者は分析している。米国の0.25%の利上げも伝えられ、日米の金利差は縮小せず、円安是正の可能性は限定的との見方が多い。
企業の資金需要が増加しているとの認識も示され、今後の金融環境は緩和的な状態にあるとの評価が続く。次の利上げの時期については米国の動向も絡み、年内の動向に市場の関心が集中する見通しだ。