日本の製造業の連携先として、中国の位置づけが従来の米国を上回る状況が進んでいる。中国企業の世界的な存在感が高まる中、日本企業の連携戦略にも変化が見られる。
近年、日本企業の中国企業との連携が活発化しており、中国市場の役割が大きく拡大しているという認識が広がっている。中国企業のプレゼンスはアジアを超えて世界規模で高まっているとの指摘がある。
具体例として、トヨタ自動車が中国のテンセントと戦略連携を結んだことや、ファーウェイとの協業が報じられた2024年の動きが挙げられる。これらは日本企業の中国企業との協働が現実の取り組みとして進展していることを示している。
さらに、三菱電機が中国のソフトウェア企業へ出資する計画を26年にも打ち出している。日本企業が技術提携や資本・開発連携を中国企業と積極的に展開している事例の一つとして位置づけられる。
日本企業の中国企業との関係性や競争戦略は、JBICが1989年から実施する海外事業展開調査(GLOBE)の結果を踏まえて論じられている。