経済産業省が公表した8月の鉱工業生産指数は前月比1.7%低下。自動車の減産が影響し2カ月連続のマイナスとなったが、地震や台風以外の要因も指摘されている。
8月の鉱工業生産指数は、20年基準で100をベースに前月比1.7%低下し、2カ月連続でマイナスとなった。民間予測の市場コンセンサスは+1.7%だったが、実際には低下して着地した。生産の落ち込みは地震による稼働停止だけでは説明しきれず、計画通りの生産が下振れた影響もあると経産省の幹部は話した。
自動車工業全体では前月比6.8%の減産となり、普通乗用車は5.7%、小型乗用車は17.3%の減少などが内訳として挙げられた。地震や台風の影響がみられ、コンベヤーやガソリン関連の部品も減産した。一方で金型や航空機用発動部品などは増加した。
来月以降の見通しとして、企業の生産計画に基づく予測指標は9月が前月比3.2%上昇、10月は3.1%上昇とされている。今回の低下は単なる天災要因ではなく、計画対比の乖離も要因として挙げられている。