キリンホールディングスがカナダのJamieson Wellnessの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得額は約2,183億円相当となり、北米市場への拡大と同時に資金負担や為替リスク、のれんなどの会計リスクも伴う。
今回の買収はJamieson Wellnessの全株式を取得してキリンの完全子会社とする契約である。取得株式数は41,490,939株、株式取得価額は18.98億カナダドル、為替換算で約2,183億円となる。Jamieson側は希薄化後株式価値を約20億カナダドル、企業価値を約25億カナダドルと説明している。
キリンはJamiesonブランド、米国のyoutheory、北米4拠点の自社工場、50カ国以上の販売網、規制対応と人材などを一括して取り込むことで、北米市場参入の戦略を強化する。一方で現金と有利子負債による資金負担、既存のBlackmoresとファンケルの統合の複雑さ、為替変動による資産価値の影響、買収後ののれんや無形資産の減損リスクなどの負担も生じる。
買収の説明では、取引はArrangement Agreementに基づくPlan of Arrangementで進められ、臨時株主総会の承認や裁判所承認、規制審査、クロージング条件が残る。株式取得は2026年10月以降の実行を想定し、完了後Jamiesonの株式はトロント証券取引所から上場廃止となる見込み。Jamieson側は資金調達条件の付与はなく、キリンが資金を用意できる前提で契約が組まれているとされる。
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