東ソー物流が輸送手配を MOVO Vista、倉庫入場を MOVO Berthで電子化。協力運送会社の依頼をデジタル化し荷待ち時間をほぼゼロに、紙削減と時間外労働の削減を実現した。ロンシール工業との連携強化も進む。
東ソー物流は、茨城営業所を中心に配送依頼の電子化とバース予約の導入を進めた。輸送手配はMOVO Vistaで完結し、協力運送会社への依頼は紙・FAXを使わずデジタル化、これにより入力作業の手間が削減され、予約手配までの情報伝達が円滑になった。現場ではタブレット端末を使って予約状況を確認でき、車両の入場時期を事前に把握できるようになった。
MOVO Vistaの導入効果として、FAXの使用が廃止され月約400枚の紙を削減。MOVO Berthの活用により荷待ち時間はほぼゼロとなり、導入前には荷待ちで2時間を超える車両が多かった状態から大きく改善した。倉庫現場では車両到着に合わせた事前準備が可能となり、時間外労働の削減にも寄与。ドライバーへの呼出しは電話対応からタブレット通知へ移行した。
協力運送会社への移行は初期段階でFAX併用も行いつつ順調に進み、運用定着には年齢層が高いドライバーへの丁寧な案内も効果を発揮した。今後は配送依頼の電子化を協力運送会社側へ拡大し、全社的な脱FAXを目指すほか、MOVO Berthの他拠点への展開も検討中。ロンシール工業側は輸送手配のデジタル化とデータ可視化による深い洞察、荷待ち解消による環境配慮と労務改善を高く評価しており、今後は両社間のデータ共有を進めることで物流ビッグデータ活用にも期待を示している。