カナダ発のアウトドアブランド、アークテリクスが循環型アプローチを前提に新素材と新プラットフォームSystem 0を発表。スペーロ SVジャケットをその中心に据え、再生ナイロンを用いた設計と修理しやすさを打ち出す。
アークテリクスは2026年夏にSystem 0という新たな循環プラットフォームの誕生を正式に発表した。これに合わせ、同社のハードシェルジャケット「スペーロ SV」が新素材のベースとして組み込まれ、従来の機能性を維持しつつ循環を意識した設計が強調された。
同社は長年にわたりサステナビリティをブランドの核に据え、2021年には製品のケア・修理を促進するReBIRDプログラムを開始。製品の寿命を延ばすことが環境負荷の低減につながるとの考えを継続して示してきた。
新しい設計思想の要点は、製品の廃棄と回収データを起点にデザインを組み立てることにあり、特に修理のしやすさを重視している。開発にはアスリートの視点よりも現実の使用環境を想定した設計が取り入れられ、スペーロ SVが第一製品として選ばれた理由にもつながっている。
System 0の実現にはイタリアのAquafilとの協力による再生ナイロンの活用が含まれ、漁網などの使用済み素材をリサイクルして新素材を開発する。これにより従来の高機能と環境配慮を両立させる狙いが示された。