韓国のRLWRLDが日本法人の記者説明会でフィジカルAIの基盤モデルRLDX-1を公開したとともに、日本企業からの実装前提の問い合わせが増えている現状が紹介された。
RLWRLDは日本市場に焦点を当て、製造業が多くデータが豊富で人手不足が深刻な現状を背景に、フィジカルAIの導入を検討している事例が増えていると述べた。日本企業にはKDDI、ANAホールディングス、三井化学、島津製作所などが名を連ねている。RLWRLDは韓国での創業後、日本拠点を設置し、米国本社を設立するなど、事業の住み分けを明確にしていると説明された。
日本市場向けの基盤モデルとしてRLWRLDはRLDX-1を公開。ハードウェアは自社開発ではなくパートナー企業の機器を用いる形態で、公開ベンチマークで北京大学のX-VLA等を上回るトップ評価を得たという。モデル公開によりアカデミアや企業からの評価を得やすくなる点が強調された。
国内企業からの問いの内容は今年下半期に大きく変化した。上半期は“このタスクが可能か”など動画デモ中心の問い合わせが多かったが、下半期には“2年後に現場へ入れるか”“今から現場で実装できるか”“推論速度は何秒までか”“成功率はどの程度か”といった実装前提の質問が増えた。これに合わせ、現場データの収集とファインチューニングの重要性が説明された。